笠りつ子選手への処分



まず・・・
一応前置きしますが、これはあくまでも個人の感想。異なる人も多いかと思うけど人それぞれです。
処分が発表になったけど、時間が掛かり過ぎでは?というのが最初の印象。

処分内容は下記の2つ(GDOニュース

1「厳重注意」
2「新人セミナー受講(毎年新入会者向けに開催している3日間)

自分の感想とほぼ同じ内容なものが、いつも読んでいるブログ(コメント含む)にありました。
このブログ主さんは人間的にかなり出来た方かと思っていて、ゴルフについては(多分)専門家に近い経歴の持ち主なのでは・・・?と思っています。

自分自身で書いておきたい事・・・
どんな状況だろうが「死ね」はダメ。仮に心で思っても言ったらダメ。
多分、この「死ね」は本心での「死ね」ではないはず。そんな言葉は軽い感じにみんな発しているから。それでも立場的にも相手との関係的にも口にしたらアウト。

ただ・・・、何故、選手はタオルを持参しなかったのだろう?
今大会で置いていない事を、協会から全選手にちゃんと通達されていたのかな?伝えていたとしたら、いつどんな方法でどんな内容(文章)だったのか知りたい。内容によっては、勘違いした可能性もあるし・・・。
こういった発言に至る経緯、現場でのゴルフ場スタッフとのやりとりの詳細がわからない。
いきなり、通常通りに置かれていない状況を目の当りにしたら「何で無いの!?」となる。もしオレだったら「今回は貸して下さいよー!ちゃんと返しますから!」くらいな事は言うかと思う。
ただ、本人が既に発言を認め反省文を出して自粛している事を踏まえると、個人的にはこの処分で問題ない。
そもそも処分基準もないだろうから、ファンとして妥当かどうかの判断は自分の中にある基準から量るしかない。なので、軽いと感じる人、厳罰を求める人もいるだろうけど・・・公表している情報からは何とも言えない。それぞれです。

彼女に対する処分はこれで終了として、それ以外はどうなんだろう?
今後において、風呂場でのストレッチは可能なのだろうか?各大会会場においてタオルは置かれるのだろうか?
現実的なところを言えば、簡単に「風呂場でストレッチ等は禁止」ともいかない気もするけど・・・。
タオルだって、今回のような置かないという処置は、協会やゴルフ場にとっては楽で簡単な対応だろうけど、こんなレベルの低い対策は全く正しくない。
大人の社会人に対するものとしては、あまりにも稚拙。会議室で研修をするくらいなら、現場の実践研修で教育をするべき。
オレ自身には直接関係あるわけじゃないけど、そこの部分も選手への処分と一緒に決めて発表した方が良いと思った。

それとね・・・
どうしても今回の岡本さんが自身のコラムで訴えた事に関しては賛同できない。
門下生でも同じ対応をしたのかな?
選手の言葉はどんな背景であろうが口に出したらダメだけど、わざわざ意味深な書き方で公にする事なのかな?
オレは読んだ瞬間、これは岡本さんが本人を呼び出して叱るなり、協会本部に報告して協会から何かしらの処分させるなりの方法が妥当じゃないのかな?と思った。
そういう方法を取ったとしても、それが隠蔽に当たるわけじゃない。「世間に公にしない=隠蔽」ではない。もしもこれが隠蔽になるなら、世の中に隠蔽していない組織は皆無でしょ。

最後に・・・
笠りつ子選手については、個人的に特別な想いはない。好きでも嫌いでもないので、批判も擁護もするつもりはない。
今後は世間や業界や選手からかなり厳しい目で見られるだろうし、ネットでもバッシングがあるかと思う。特にエリエールの会場ではメンタル的にキツイかと思うけど、この先もプロゴルファーを続けるなら、反省してそれらを受け入れて頑張るしかない。
また、今回の事があったからではなく、以前から言っているけど、LPGAは選手出身者以外の協会役員を加えるべきかと思う。